実は30年以上前からある言葉なんだって
この記事ではDINKsについて解説していきます。
目次
DINKsとは
DINKsとは、Double Income No Kidsの頭文字をとったもので、夫婦共働きで子どもがいないという意味です。
基本的には私達夫婦のように、自分たちの意思で子どもを持たないことを決めた世帯を指しますが、広い意味では身体的理由や経済的理由で子どもを持てない家庭も含まれます。
DINKs世帯の割合
平成27年に行われた国税調査によると、「子どものいない共働き夫婦の割合」が約3割となっています。
平成27年国税調査就業状態等基本集計
しかし、こちらには選択的DINKsや、子どもを持ちたいと考えている不妊治療中の共働き世帯などの詳しい区分がされていないため、純粋なDINKs世帯は3割に届かないほどと予想されます。
今後DINKsは増えていく??
今後DINKsは増えていくと予想されます。
その理由として日本の晩婚化があげられます。
厚生労働省の調査によると、平均婚姻年齢は平成7年に男性29.8歳、女性27.3歳ですが、平成27年には男性33.3歳、女性31.1歳となっています。
これは仕事における男女の格差がなくなり、女性の社会進出によるキャリアの形成、自己実現の場、自分のやりたいことに挑戦できるようになったからだと思います。
出産に関しては高齢になるほど母子ともにリスクが上がりますし、先ほどの理由から子どもを育てるだけが自分の人生ではないという考えが生まれてきました。
DINKsのメリット・デメリット
DINKs夫婦のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく書いています。
まとめ
DINKsとは夫婦共働きで子どもを持たない選択をした夫婦で、共働き世帯の約3割ほどで、今後増えていくことが予想されます。
DINKsは少数派ではありますが、それが悪いことではありません。
子どもがいる人生、子どもを持たない人生、どちらが幸せかは個人の価値観によって変わりますし、比較することはできません。
なので、自分と違うからといって相手の価値観を否定することがないよう、お互いの考えを尊重できるような優しい国になってほしいなと思います。